分析チーム分析 / 今季の見どころ

ウォリアーズの2026-27シーズンの見どころ プレーインを抜け出せるか

ー 昨季は37勝45敗で西10位。総年俸はリーグ1位なのに、バトラーは開幕に間に合わず、ポルジンギスは離脱中。38歳のカリーの周りで何が変わるかを整理した ー

昨季のウォリアーズは37勝45敗で西の10位に終わり、プレーインで敗れた。総年俸はリーグで一番多いのに、バトラーは開幕に間に合わず、ポルジンギスも離脱している。38歳のカリーと迎える今季、何を見ればいいのか。補強、強みと弱み、カギになる選手、今季の予想まで整理した。

hsのアイコン書いた人: hs(NBA.Navi 運営者・ナゲッツファン・推しはアーロン・ゴードン)

この記事のポイント

  • 昨季は37勝45敗で西の10位。プレーインでサンズに敗れ、プレーオフを逃した。
  • カリーは43試合、バトラーは38試合の出場。主力のけがが続いたシーズンだった。
  • 2月にクミンガらを出してポルジンギスを獲得。オフは大きな補強をせず、主力と再契約した。
  • カギは、出場数を戻したいカリーと、離脱中のポルジンギスの体。バトラーの復帰は1〜2月が目安。
  • 予想は42勝前後で西の8〜9位。4年連続のプレーインになると見る。

運営者の見方

今季のウォリアーズでいちばん注目しているのは、ブランディン・ポジェムスキーです。バトラーが復帰できていないなかで、カリーの負担をどれだけ減らせるかを見たいと思っています。新しい契約も決まりました。

数字で見る昨季のウォリアーズ

2025-26レギュラーシーズン。NBA.com・NBC Sports Bay Area・Basketball-Referenceによる
37勝

昨季の勝利数(45敗)。西の10位

43試合

カリーの出場試合数(全82試合)

1位

3ポイントを打った本数(成功率は20位)

83試合

カリーとバトラーが休んだ試合の合計

29勝26敗から失速し、西の10位に終わった

2025-26のウォリアーズは37勝45敗で、西の10位だった。オールスターの時点では29勝26敗と勝ち越していた。そこから8勝19敗と大きく崩れている。

崩れた理由ははっきりしている。主力のけがだ。1月19日のヒート戦で、ジミー・バトラーが右ひざの前十字じん帯を切った。2月9日に手術を受け、シーズンを終えている。

ステフィン・カリーも、ひざの痛みで27試合続けて休んだ。カリーの出場は43試合で、2人が休んだ試合は合わせて83試合になる。主役2人がそろわないシーズンだった。

プレーインでは、まずクリッパーズに126-121で勝った。カリーが35点を挙げている。ただ次のサンズ戦は96-111で敗れ、プレーオフを逃した。

大きな補強はなく、主力をそのまま残した

大きな動きは、オフより前の2月にあった。ジョナサン・クミンガとバディ・ヒールドをホークスに出し、センターのクリスタプス・ポルジンギスを獲得した。若いクミンガは出場時間が減り、トレードを望んでいた。

このオフは、レブロン・ジェームズやヤニス・アデトクンボも狙ったと報じられている。ただレブロンは76ersを選んだ。そこでウォリアーズは、自分のチームの選手と結び直す道を選んだ。

ポルジンギスとは2年4,000万ドルで再契約した。グリーンは2,770万ドルの選手オプションを一度断り、同じ額の1年契約で戻っている。ホーフォードは2年1,400万ドル、メルトンは2年1,100万ドルだ。

新しい顔は、ドラフト11位のヤクセル・レンデボルグくらいだ。ミシガン大学で全米優勝した23歳のフォワードで、夏のサマーリーグではMVPに選ばれた。ほかにニアンとブランドン・ウィリアムズが加わった。

レンデボルグはサマーリーグの6試合で、平均14.8点、6.8リバウンドを残した。決勝のグリズリーズ戦でも21点、10リバウンドを挙げ、チームを優勝に導いている。ただNBA.comは、今季はGリーグで過ごす時間も長くなりそうだと見る。

ベンチのスティーブ・カーHCとは、新しい複数年の契約を結んだ。2014年の就任から、今季で13シーズン目になる。顔ぶれもHCも、昨季とほぼ同じ形で勝負するオフだった。

9月26日にはカリーと2年1億1,600万ドルで延長した。10月10日にはポジェムスキーとも5年1.1億ドルで延長している。2つの延長の狙いは「ポジェムスキーに5年1.1億ドルは高いのか?」にまとめた。

2月からこのオフにかけて出た選手・来た選手

ESPN・NBA.com・AP・NBC Sports Bay Areaの報道による。金額は契約の総額
動き
契約・見返り
ジョナサン・クミンガ
ホークスへ(2月のトレード)
ヒールドと2人でポルジンギスを獲得
トレイス・ジャクソン=デイビス
ラプターズへ(2月のトレード)
2巡目指名権1つ
ポスト、スペンサー
退団
—
クリスタプス・ポルジンギス
再契約
2年4,000万ドル。2年目は選手が選べる
ドレイモンド・グリーン
再契約
1年2,770万ドル
アル・ホーフォード
再契約
2年1,400万ドル
デアンソニー・メルトン
再契約
2年1,100万ドル
ヤクセル・レンデボルグ
ドラフト11位で加入
サマーリーグMVP

3ポイントは一番多く打つが、成功率は20位

昨季の攻撃は、100回の攻撃あたり113.8点でリーグ19位だった。守備は114.4点を許して16位。攻めも守りも、真ん中より少し下のチームだった。

特徴は3ポイントだ。打った本数はリーグ1位だが、成功率は20位にとどまる。カリーは1試合4.4本を決め、6年続けてリーグ1位になった。カリー以外の選手が外から決めきれなかったのが、攻撃の伸び悩みにつながった。

守備では、グリーンへの評価が分かれている。ESPNは、グリーンがコートにいないときのほうが守備の数字は良かったと伝えた。36歳になったグリーンの守備が、どこまで持つかも見どころになる。

年俸の使い方は重い。今季の総額は約2億2,084万ドル、約349億円(1ドル=158円)で、30チームで一番多い。そのうち54%を、カリーとバトラーの2人が占める。内訳はウォリアーズの年俸一覧で確認できる。

ルールで決まった使えるお金の上限(2ndエプロン)まで、残りは約85万ドルしかない。シーズン中に大きく選手を入れ替える余地は、ほとんどない。

明るい材料もある。メルトンは49試合で、チームで一番良いプラスマイナス(+95)を残した。ホーフォードも、出た試合では守備の数字がチームで2番目に良かった。2人とも休みがちだったので、出場数が増えれば守備は上向く。

ウォリアーズの今季の年俸の総額のうち、カリーとバトラーの分

単位は万ドル。サイト内の年俸データ(Spotrac準拠、2026年10月14日時点)による
  • カリー28%
  • バトラー26%
  • グリーン13%
  • ほかの12人33%

カギはカリーの出場数と、ポルジンギスの体

カリーは3月で39歳になる。昨季も出た試合では平均26.6点を挙げ、3ポイントは39.3%で決めた。力はまだリーグの上位にある。問題は、何試合コートに立てるかだ。

もう1人のカギはポルジンギスだ。身長221cmで、ゴール下を守りながら外からも打てる。昨季は2チームで32試合に出て、平均16.7点、1.2ブロックを記録した。

ただ、ウォリアーズでカリーと一緒に出たのは5試合だけだった。9月28日からは「体調の問題」で離脱が続いている。10月14日の時点でも復帰の目安は出ていない。21日のレイカーズとの開幕戦に出られるかは分からない。

バトラーの復帰は、早くて1〜2月が目安とされる。2月11日のトレード期限の前に戻れるかどうかで、チームの動き方も変わる。

それまで穴を埋めるのは、23歳のブランディン・ポジェムスキーだ。昨季は82試合すべてに出て、平均13.8点を挙げた。得点と3ポイントの成功数は、どちらもカリーに次ぐチーム2位だった。4月11日には自己最多の30点も記録している。

ポジェムスキーが2番手として点を取れれば、カリーの負担は軽くなる。メルトンやレンデボルグも含め、カリー以外で何点取れるかを開幕から見たい。

昨季の主力の出場試合数

2025-26レギュラーシーズン(全82試合)。ポルジンギスはホークスでの試合を含む。NBA.com・AP・NBC Sports Bay Areaによる
ポジェムスキー
82試合
グリーン
68試合
カリー
43試合
バトラー
38試合
ポルジンギス
32試合

予想は42勝前後、西の8〜9位

ブックメーカーのBetMGMが付けた今季の勝利数の目安は40.5勝。ESPNのチーム力の指標(BPI)では、リーグ18位と見られている。NBA.comは、6勝ほど上積みしてもプレーインと予想した。

私の予想は42勝40敗前後で、西の8〜9位。昨季の得失点の差から計算した“実力”は、40勝ほどだった。カリーの出場が60試合台に戻れば、そこから少し上積みできる。バトラーが後半に戻るぶんも足した。

上振れの条件は、カリーとポルジンギスが健康で、バトラーが2月までに戻ることだ。そうなれば45勝を超えて、6位以内を争える。逆にポルジンギスの離脱が長引けば、プレーインにも届かない可能性がある。

日程と順位はウォリアーズのチームページで追える。30チームの顔ぶれは「2026-27シーズン開幕前:30チームの注目ポイントまとめ」で確認できる。同じ西のライバルは、「レイカーズの2026-27シーズンの見どころ」と「ナゲッツの2026-27シーズンの見どころ」にまとめた。カリーを現地で観るなら「チェイス・センター観戦ガイド」も参考にしてほしい。

参考にした情報源

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デンバー・ナゲッツを応援するNBAファン。いちばん好きな選手はアーロン・ゴードンで、NBAを見始めたきっかけはYouTubeで見た2016年のダンクコンテスト。NBA.Naviは一人で運営しています。記事の下書きにはAIを使い、運営者が目を通して自分の見方を加えてから公開しています。

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