分析チーム分析 / 今季の見どころ

レイカーズの2026-27シーズンの見どころ レブロンの穴は埋まるか

ー 昨季は53勝でも、得失点の差は14位。主力6人が去り、ケスラーらが来た今季、ルカとリーブスの周りで何が変わるかを整理した ー

昨季のレイカーズは53勝で西の4位。ただ得失点の差は14位で、接戦を拾って勝ち星を重ねたシーズンだった。レブロンら主力6人が去り、ケスラーらを加えた今季、何を見ればいいのか。補強、強みと弱み、カギになる選手、今季の予想まで整理した。

hsのアイコン書いた人: hs(NBA.Navi 運営者・ナゲッツファン・アーロン・ゴードンガチ恋勢)

この記事のポイント

  • 昨季は53勝29敗で西の4位。ただ得失点の差から見た“実力”は45勝ほどだった。
  • ドンチッチは平均33.5点で得点王。それでも太もも裏のけがでプレーオフは全休だった。
  • レブロン、エイトン、スマート、八村らが去り、ケスラー、グライムズらが加わった。
  • カギはリングを守るケスラーの体と、51試合にとどまったリーブスの出場数。
  • 予想は47勝前後で西の5〜6位。プレーインとの境目を争うと見る。

数字で見る昨季のレイカーズ

2025-26レギュラーシーズン。Basketball-Reference・NBA.com・ESPNによる
53勝

昨季の勝利数(29敗)。西の4位

45勝

得失点の差から計算した“実力どおり”の勝利数

33.5点

ドンチッチの平均得点(リーグ1位)

19位

守備の効率(100回の攻撃あたりの失点)

53勝でも、中身は45勝のチームだった

2025-26のレイカーズは53勝29敗で、西の4位だった。パシフィック地区では1位になっている。HCのJJ・レディックにとっては、就任2年目のシーズンだった。

ただ、得失点の差は1試合あたり+1.8点ほどで、リーグ14位にとどまる。この差から計算した“実力どおり”の成績は、45勝37敗だ。接戦を拾い、8勝ほど上積みしたシーズンだったといえる。

オールスター明けには、一時16勝2敗と勢いに乗った。ところが4月2日、ドンチッチが左太もも裏を痛める。リーブスも脇腹を痛め、プレーオフの入りに間に合わなかった。

それでも1回戦は、ロケッツに4勝2敗で勝った。ドンチッチ抜きで、レブロンらが踏ん張った形だ。2回戦ではサンダーに0勝4敗で敗れている。

主力6人が去り、残ったのはルカとリーブス

このオフ、レイカーズの顔ぶれは大きく入れ替わった。6月30日、レブロンがチームに残らないと伝え、76ersへ移った。在籍は8シーズンだった。

センターのエイトンとヘイズ、ガードのスマートとケナードも去った。八村塁はクリッパーズへ移っている。昨季の主力で残ったのは、ドンチッチとリーブスくらいだ。八村の今の様子は日本人選手まとめで追える。

抜けた分は小さくない。レブロンは41歳で、60試合に先発した。エイトンは72試合すべてに先発している。八村は68試合に出て、3ポイントを44.3%の高い確率で決めた。

最大の補強は、ジャズから来たセンターのウォーカー・ケスラーだ。サイン・アンド・トレードで、4年1億3,000万ドルの契約を結んだ。見返りに、2031年と2033年の1巡目指名権を保護なしで渡した。2028年と2030年の指名順を入れ替える権利も付けている。

ガードにはクエンティン・グライムズが4年6,000万ドルで加わった。ビッグマンのサンドロ・マムケラシュビリは4年5,200万ドル。コリン・セクストンは2年1,900万ドルだ。ほかにルーニー、サイブル、ザイア・ウィリアムズも加わった。

リーブスとは、4年の最大額の契約を結び直した。今季の年俸は4,124万ドル、約65億円(1ドル=158円)になる。ドンチッチが加わった経緯は「ルカ・ドンチッチのレイカーズ移籍」にまとめている。

このオフに出た選手・来た選手

ESPN・NBA.com・NBC Sportsの報道による。金額は契約の総額
動き
契約・見返り
レブロン・ジェームズ
76ersへ移籍
—
八村塁
クリッパーズへ移籍
—
エイトン、スマートほか
移籍・退団
ケナード、ヘイズも去った
ウォーカー・ケスラー
ジャズから加入(サイン・アンド・トレード)
4年1億3,000万ドル。1巡目指名権2つなどを渡した
クエンティン・グライムズ
加入
4年6,000万ドル
サンドロ・マムケラシュビリ
加入
4年5,200万ドル
コリン・セクストン
加入
2年1,900万ドル
オースティン・リーブス
再契約
4年の最大額の契約

レイカーズ公式によるケスラー加入の発表

2026年7月、チームがトレードの成立を発表した

攻撃9位、守備19位。3ポイントは少なめ

昨季の攻撃は、100回の攻撃あたり118.2点でリーグ9位。守備は116.4点を許し、30チーム中19位だった。点の取り合いになる試合が多かった。

攻撃の中心はドンチッチだ。64試合に出て平均33.5点を挙げ、2度目の得点王になった。アシストも平均8.3本を記録している。

一方で、試合のテンポはリーグ22位と遅め。3ポイントを打つ割合も20位台だった。ドンチッチがゆっくり運び、中に切り込んで決める形が基本だ。グライムズやセクストンが外から決められれば、形は少し変わる。

年俸の使い方ははっきりしている。今季の総額は約2億ドル、約317億円。そのうち45%を、ドンチッチとリーブスの2人が占める。ケスラーを加えた3人では、ちょうど6割になる。内訳はレイカーズの年俸一覧で確認できる。

そのぶん、脇を固める層は薄い。ESPNは、フォワードの層がリーグで最も薄い部類で、控えのセンターもいないと指摘する。守備で頼れるサイブルとバンダービルトは、攻撃では得点が多くない。

レイカーズの今季の年俸の総額のうち、ドンチッチとリーブスの分

単位は万ドル。サイト内の年俸データ(Spotrac準拠、2026年10月14日時点)による
  • ドンチッチ25%
  • リーブス21%
  • ケスラー15%
  • ほかの13人40%

カギはケスラーの体と、リーブスの出場数

ケスラーは身長218cmのセンターだ。通算で平均2.4ブロックを記録している。昨季のレイカーズに足りなかった、ゴール下で相手を止める役を任される。

心配は体のほうだ。昨季は左肩の関節唇を痛め、5試合に出ただけで終わった。11月に手術を受けている。ドンチッチとの連係を、開幕からどこまで作れるかが最初の見どころになる。

外のシュートでは、グライムズに期待がかかる。一昨季は3ポイントを38.5%で決めたが、76ersでの昨季は33.4%に落ちた。グライムズが外から決めれば、ドンチッチが切り込む道も広がる。

もう1人はリーブスだ。昨季は平均23.3点、5.5アシストと、キャリアで一番の数字を残した。ただ出場は51試合にとどまっている。

ドンチッチも昨季は64試合の出場で、プレーオフは全休だった。2人がそろって70試合前後に出られるか。それが、レブロンの穴を埋められるかを決めると見ている。

昨季の主役3人の出場試合数

2025-26レギュラーシーズン(全82試合)。ケスラーはジャズでの数字。Basketball-Reference・NBA.comによる
ドンチッチ
64試合
リーブス
51試合
ケスラー
5試合

予想は47勝前後、西の5〜6位

ブックメーカーが付けた今季の勝利数の目安は、BetMGMが46.5勝、FanDuelが44.5勝。ESPNのチーム力の指標(BPI)では、リーグ12位と見られている。

私の予想は47勝35敗前後で、西の5〜6位。昨季の“実力”は45勝ほどだった。そこからレブロンが抜け、ケスラーとグライムズが加わる。守備は良くなり、得点は少し落ちる。差し引きで、わずかに上積みできると見た。

上振れの条件ははっきりしている。ドンチッチとリーブスが70試合ずつ出て、ケスラーも健康なら、50勝台に届く力はある。逆にケスラーが長く離れれば、プレーイン・トーナメントに回る可能性も十分ある。

西はサンダーとスパーズが頭ひとつ抜けているという見方が多い。日程と順位はレイカーズのチームページ、30チームの顔ぶれは「2026-27シーズン開幕前:30チームの注目ポイントまとめ」で確認できる。同じ西のライバルは「ナゲッツの2026-27シーズンの見どころ」にまとめた。

参考にした情報源

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デンバー・ナゲッツを応援するNBAファン。アーロン・ゴードンのガチ恋勢で、NBAを見始めたきっかけはYouTubeで見た2016年のダンクコンテスト。NBA.Naviは一人で運営しています。記事の下書きにはAIを使い、運営者が目を通して自分の見方を加えてから公開しています。

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