この記事のポイント
- PG マジック・ジョンソン:5回の優勝と3回のMVP。レイカーズの80年代そのもの
- SG コービー・ブライアント:20シーズンをレイカーズだけで過ごし、5回優勝
- SF エルジン・ベイラー:通算平均27.4点。優勝はないが、14シーズンの全盛期をレイカーズに捧げた
- PF カリーム・アブドゥル=ジャバー:レイカーズで5回優勝。38,387点の元通算得点1位
- C シャキール・オニール:2000年からの3連覇で、3年続けてファイナルMVP
数字で見る歴代レイカーズの5人
レイカーズのNBA優勝の回数
選んだ5人がレイカーズで優勝した回数の合計(重なりも数える)
コービーがレイカーズだけで過ごした年数
ベイラーの通算の1試合平均得点
4人までは誰が選んでも同じになる
Xでよく見る「歴代〇〇の5人」を、レイカーズでやってみた。条件は2つにした。レイカーズでの実績だけで選ぶことと、PG・SG・SF・PF・Cをそろえることだ。
この条件だと、マジック、コービー、カリーム、シャックの4人はまず動かない。元選手やファンの投票を見ても、ほとんどの人がこの4人を選んでいる。4人とも背番号がレイカーズの永久欠番になっている(Fadeaway World、Bleacher Report、Wikipedia)。
割れるのは5人目だ。レイカーズで永久欠番になった選手は13人もいて、候補には事欠かない(Wikipedia)。名前が挙がるのはレブロン、ジェリー・ウェスト、ジェームズ・ウォージー、エルジン・ベイラーだ。ここでベイラーを選んだ理由を、ポジションの順に書いていく。
PG マジック・ジョンソン:80年代のレイカーズそのもの
1979年のドラフト1位で入り、レイカーズ一筋でプレーした。優勝は1980年から88年までに5回。MVPは3回、ファイナルMVPも3回取っている(NBA.com、Wikipedia)。
通算の平均アシストは11.2本。206cmの司令塔が速攻を仕切る「ショータイム」は、レイカーズという球団の色を決めた。1991年にHIV感染を公表していったん引退し、1995-96シーズンの終盤に一度だけ復帰した(NBA.com)。キャリアの全部をレイカーズで過ごした選手で、PGにほかの名前が入る余地はない。
SG コービー・ブライアント:20年、レイカーズだけ
1996年から2016年まで、20シーズンをレイカーズだけで過ごした。引退した時点では、1つの球団で過ごした年数のNBA記録だった(NBA広報、Wikipedia)。
優勝は5回で、2009年と10年はファイナルMVP。2006年には1試合81点を取った。通算33,643点は、引退した時点でNBA歴代3位だった(NBA広報、Wikipedia)。背番号は8番と24番の2つとも永久欠番になった(Wikipedia)。
SGにはジェリー・ウェストもいる。1969年のファイナルMVPで、負けたチームから選ばれた唯一の例だ(Wikipedia)。それでも、優勝の数と長さでコービーを先発にした。ウェストは6人目に回した。
SF エルジン・ベイラー:レブロンではなかった理由
5人目のSFは、レブロンではなくベイラーにした。ベイラーは1958年から14シーズン、レイカーズ以外でプレーしたことがない。通算平均は27.4点と13.5リバウンドだった(NBA.com、Wikipedia)。
1960年には1試合71点を取った。当時のNBAの記録で、球団記録としてはコービーの81点まで残った。オールスターには11回選ばれている(NBA.com、Wikipedia)。
弱点は優勝がないことだ。ファイナルに8回進み、8回とも負けた。しかも引退した直後のシーズンに、チームは33連勝して優勝している(NBA.com、Wikipedia)。この“あと一歩”を、外す理由ではなく選ぶ理由にした。レイカーズはその年、ベイラーにも優勝リングを贈っている(Wikipedia)。チームが彼を優勝の一員と見ていた証拠だと思う。
PF カリーム・アブドゥル=ジャバー:5回の優勝の真ん中にいた
本来はセンターだが、シャックと並べるためにPFに置いた。1975年にバックスから移り、1989年に引退するまでの14シーズンで5回優勝している(NBA.com)。
1985年にはセルティックスを破り、38歳でファイナルMVPになった。通算38,387点は、2023年にレブロンに抜かれるまでNBAの歴代1位だった(NBA.com、Wikipedia)。マジックとは5回の優勝をすべて一緒に経験していて、80年代のレイカーズは2人の球団だった。
C シャキール・オニール:3年続けてファイナルMVP
1996年にFAで加入し、在籍は8シーズン。短いが、2000年から02年の3連覇で3年続けてファイナルMVPを取った。2000年にはMVPも受賞した。記者1人だけが別の選手に投票し、満票まであと1票だった(Wikipedia)。
全盛期のシャックを止められるセンターは、当時のリーグにほとんどいなかった。この3年間の支配力だけで、先発に入れる理由は十分だと考えた。
外した名選手と、レブロンの位置
いちばん迷ったのはレブロンだ。2018年から8シーズン在籍し、2020年に優勝してファイナルMVPも取った。2023年には、レイカーズのユニフォームでカリームの通算得点を抜いた(TheWrap、各紙)。
それでもベイラーを選んだのは、全盛期をどこで過ごしたかを重く見たからだ。レブロンがレイカーズに来たのは33歳のとき。キャリアの頂点は、キャバリアーズとヒートの時代にあった。
ベンチにはレブロン、ウェスト、ウォージー、チェンバレンが入る。ウォージーは1988年のファイナルMVPで、チェンバレンは1972年の優勝でファイナルMVPになった(Wikipedia)。先発と同じくらい強い控えが組めるのが、優勝17回の球団の厚みだ。あなたなら5人目に誰を入れるだろうか。