時事解説時事 / ナゲッツ・歴代記録

ヨキッチのトリプルダブル歴代最多、今のペースなら12月に

ー ウェストブルックの全盛期と同じ量産ペースが、2年続いている ー

ナゲッツの本拠地開幕戦で、ヨキッチはまたトリプルダブルを記録した。歴代1位のウェストブルックはこの夏に引退し、記録はもう動かない。では、ヨキッチが抜くのはいつ頃か。過去2季のペースと今季の日程から見込みを立て、2人の積み上げ方の違いを整理した。

hsのアイコン書いた人: hs(NBA.Navi 運営者・ナゲッツファン・推しはアーロン・ゴードン)

この記事のポイント

  • 歴代1位のウェストブルックは引退し、ヨキッチは**あと11回で単独1位**になる
  • 過去2季のペースは、ウェストブルックがMVPを取った年とほぼ同じ
  • このまま全試合に出れば、**12月20日のレイカーズ戦**のころに届く
  • けがでの欠場を見込むと年末、通算のペースなら2月にずれこむ
  • 抜くときの試合数は、ウェストブルックより**450試合以上少ない**見込み

数字で見るヨキッチとトリプルダブルの歴代記録

NBA.com・ESPN・StatMuseの数字による。レギュラーシーズンのみ
199回

ヨキッチの通算のトリプルダブル(歴代2位)

209回

歴代1位のウェストブルック。8月に引退し、この数字で確定した

50.4%

ヨキッチが過去2季、出た試合でトリプルダブルを記録した割合

24試合目

過去2季のペースで全試合に出た場合に、歴代1位になる見込みの試合

23点差を返した夜に、通算199回目

ナゲッツは日本時間10月25日、本拠地開幕戦でペリカンズに勝った。最大23点のリードを許しながら、延長戦で逆転した。スコアは141-135だった。ジャマール・マレーは3ポイントを8本決め、42点を挙げた。ヨキッチは35点のうち、8点を延長戦で取っている。

ヨキッチのリバウンドは15、アシストは10だった。これでトリプルダブルになり、通算199回目に届いた。歴代では2位で、昨季にオスカー・ロバートソンの181回を抜いている。上にいるのは、ラッセル・ウェストブルックの209回だけだ。ウェストブルックは2021年5月に、ロバートソンの記録を約半世紀ぶりに塗り替えていた。

そのウェストブルックは、今年8月に引退を発表した。18シーズン目を終えたところで、2チームからの誘いを断っている。つまり、209回はもう増えない数字だ。ヨキッチはあと10回で並び、11回で単独1位になる。

ヨキッチのトリプルダブルを伝えるナゲッツの投稿

ナゲッツ公式(@nuggets)の投稿。日本時間10月25日のペリカンズ戦

過去2季は2試合に1回。ウェストブルックの全盛期と同じ

ヨキッチのトリプルダブルは、年を追うごとに増えてきた。1年目は0回で、3年目でも10回だった。2022-23に29回まで増え、この2季はどちらも34回だ。30歳を過ぎても、数字は落ちていない。

過去2季は、出た135試合のうち68試合でトリプルダブルを記録した。割合にすると50.4%で、ほぼ2試合に1回になる。ウェストブルックの2016-17は、81試合で42回だった。シーズン最多の記録で、この年にMVPを取っている。その年の割合が51.9%なので、ヨキッチは2年続けて同じ水準にいる。

通算で比べても差ははっきりしている。ウェストブルックは1,301試合で209回を記録した。割合は16.1%だ。最後の4季は、4季合わせて15回に減っていた。ヨキッチは812試合で199回だ。割合は24.5%になる。同じ試合数なら、ヨキッチのほうが1.5倍ほど多く積み上げている。ペースが落ちないまま、記録の手前まで来た形だ。

出た試合のうち、トリプルダブルになった割合

StatMuseの数字をもとに計算。レギュラーシーズンのみ
ヨキッチ(過去2季)
50.4%
ウェストブルック(2016-17)
51.9%
ヨキッチ(通算)
24.5%
ウェストブルック(通算)
16.1%

全試合に出れば、12月20日のレイカーズ戦のころ

今季のナゲッツは、ここまで2試合を戦った。ヨキッチは開幕のサンダー戦では届かず、ペリカンズ戦で1回目を記録した。過去2季の割合を当てはめると、11回には約22試合かかる。3試合目から数えると、チームの24試合目が目安になる。

日程を見ると、24試合目は日本時間12月20日の本拠地でのレイカーズ戦だ。ルカ・ドンチッチとの対戦で、記録を抜く舞台としては申し分ない。12月はNBAカップの決勝トーナメントもあり、注目が集まる時期だ。並ぶ10回目は、12月16日のブレイザーズ戦あたりになる。今のペースなら、記録は12月に動く計算だ。

もちろん、これは割合をそのまま当てはめた単純な計算だ。連続で記録すれば早まり、届かない試合が続けば遅れる。仮に毎試合記録しても、届くのは11月19日のセルティックス戦だ。現実的には、やはり12月が中心と見ておきたい。

あと11回で歴代1位。ペースごとの見込み

日付は日本時間。今季の3試合目から数えた単純な計算
必要な出場
届く時期の目安
過去2季のペースで全試合に出る
約22試合
12月20日のレイカーズ戦ごろ
過去2季のペースで、休む割合も同じ
約22試合
12月末〜年明け
通算のペース
約45試合
2月

欠場が入ると年末。通算のペースなら2月

時期を一番大きく動かすのは、欠場だ。ヨキッチは過去2季、チームの164試合のうち135試合に出た。出場の割合は約82%で、昨季は17試合を休んでいる。同じ割合で休むと、22試合に出るにはチームの27試合ほどが要る。そうなると、記録は12月末から年明けにずれこむ。

ナゲッツは今季、キャム・ジョンソンとアルファ・ディアロがけがなどで欠場している。ペリカンズ戦のように点の取り合いになれば、ヨキッチの出場時間は長くなる。一方で大差の試合が増えれば、早めに下がって数字が伸びにくくなる。マレーが42点を取ったように、味方が決めればアシストも増える。チームの状態も、記録の時期に関わってくる。

通算の割合の24.5%で計算すると、必要な試合は約45試合に増える。これだと時期は2月になる。ただ、ここ2季の数字を見る限り、そこまで遅れる可能性は低い。ナゲッツの今季の顔ぶれは「ナゲッツの2026-27シーズンの見どころ」にまとめた。

ウェストブルックより450試合以上早い到達

ヨキッチが過去2季のペースで抜くと、通算の出場は830試合台で届く。ウェストブルックが209回に達したのは、1,301試合目だった。450試合以上少ない出場で、歴代1位に並び抜くことになる。シーズンに直すと、5季以上の差だ。

2人の積み上げ方も違う。ウェストブルックはガードで、リバウンドを取りにいく走力で数字を重ねた。ヨキッチはセンターで、リバウンドはもともと多く、アシストで10に届かせる。ロバートソンとウェストブルックと、この60年ほど1位はガードだった。高い位置やゴール下で球を持ち、味方へさばく形が、そのまま記録につながっている。

もう一つの記録、シーズン最多の42回は遠い。ヨキッチの最多は34回で、全試合に出ても届くかは微妙だ。それでも通算の1位は、早ければ年内に入れ替わる。まずは日本時間10月27日、本拠地でのウォリアーズ戦で200回目を狙う。2人の歩みはヨキッチの個別ページとウェストブルックの個別ページで、日程はナゲッツのチームページで見られる。

参考にした情報源

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hsNBA.Navi 運営者

デンバー・ナゲッツを応援するNBAファン。いちばん好きな選手はアーロン・ゴードンで、NBAを見始めたきっかけはYouTubeで見た2016年のダンクコンテスト。NBA.Naviは一人で運営しています。記事の下書きにはAIを使い、運営者が目を通して自分の見方を加えてから公開しています。

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