優勝経験ゼロは10球団
NBAは現在30球団。そのうち、これまでに一度もNBA優勝(ラリー・オブライエン・トロフィー獲得)がないのは10チームだ。長い歴史を持つNBAでも、3分の1の球団はまだ頂点に立てていない。
そしてこの10球団は、大きく2つに分けられる。『ファイナルには進んだが負けた』チームと、『そもそもファイナルにすら一度も進めていない』チームだ。後者ほど、優勝から遠い場所にいると言える。
①ファイナルには届いたが、優勝なし(5球団)
フェニックス・サンズ:1976年、1993年、2021年にファイナル進出。チャールズ・バークレー、近年はクリス・ポール時代にあと一歩まで迫ったが、いずれも敗退。
ユタ・ジャズ:1997年、1998年にファイナル進出。カール・マローンとジョン・ストックトンの黄金期にジョーダンのブルズと2年連続で当たり、続けて敗れた。
インディアナ・ペイサーズ:2000年にファイナル進出(レイカーズに敗退)。なおABA時代には3度優勝しているが、NBAの王座はまだない。
ブルックリン(旧ニュージャージー)・ネッツ:2002年、2003年に連続ファイナル進出も連敗。ペイサーズ同様、ABA時代には2度優勝している。
オーランド・マジック:1995年(シャック時代)と2009年(ドワイト・ハワード時代)にファイナル進出も、いずれも敗退。
②ファイナルにすら一度も進めていない(5球団)
ロサンゼルス・クリッパーズ:1970年創設(旧バッファロー・ブレーブス)。長くNBAで最も勝てない球団とされ、近年は強力なロスターを組みながらも、いまだファイナル進出がない。
メンフィス・グリズリーズ:1995年創設(旧バンクーバー)。“グリット&グラインド”時代やジャ・モラント時代に好成績を残したが、ファイナルには未到達。
ミネソタ・ティンバーウルブズ:1989年創設。2024年に久々の西カンファレンス決勝まで進んだが、ファイナルの舞台にはまだ立てていない。
シャーロット・ホーネッツ:1988年創設(現フランチャイズ)。プレーオフ自体が遠く、ファイナルには未到達。
ニューオーリンズ・ペリカンズ:2002年創設。アンソニー・デイビスやザイオン・ウィリアムソンといったスターを擁したが、ファイナル進出はまだない。
ABA優勝はカウントされない
ペイサーズとネッツについては注意が必要だ。両球団はNBAに統合される前のABA(アメリカン・バスケットボール・アソシエーション)時代に優勝経験がある。ペイサーズは3回、ネッツは2回の王者だ。
しかし一般に『NBA優勝』として数えられるのはNBAでのタイトルのみで、ABA時代の優勝は別物として扱われる。そのため、この2球団も“NBA未優勝”のリストに入っている。
リストは少しずつ短くなっている
この“未優勝リスト”は、永遠に固定されているわけではない。直近では2023年にデンバー・ナゲッツがニコラ・ヨキッチを中心に球団史上初優勝を果たし、長年名を連ねていたリストから外れた。
つまり、今リストに載っている10球団のどれかが優勝すれば、その都度この数は減っていく。クリッパーズやウルブズのように戦力が整ってきた球団もあり、『初優勝』の瞬間はNBAの大きな見どころの一つだ。次にこのリストから消えるのはどの球団になるだろうか。
