この記事のポイント
- ロサンゼルス3泊5日で、**節約なら約25万円、2試合の標準プランで約40万円**(1ドル=150円で計算)
- 費用の大半は**航空券とホテル**。チケット代は全体の1割ほど
- LAならレイカーズとクリッパーズの**2チームを1回の旅行で観られる**
- 航空券が高い**年末年始や春休みを避け、11月や2〜3月の平日**を狙うと安くなりやすい
- 日程は**試合の日程を先に確認してから**航空券を取る
ロサンゼルス観戦旅行の費用モデル(1人)
節約プラン(3泊5日・1試合)
標準プラン(3泊5日・2試合)
しっかりプラン(4泊6日・下層席で2試合)
計算に使った為替(1ドル)。実際は変動する
結論:標準プランで約40万円
先に結論を書くと、日本からロサンゼルスへNBAを観に行く場合、3泊5日で2試合観る標準的なプランで1人約40万円が目安になる。上層の席で1試合だけ観る節約プランなら約25万円、コートに近い下層の席で2試合観るなら約68万円だ。
この金額は、1ドル=150円で計算した。為替や時期で大きく変わるので、あくまで“どこにいくらかかるか”をつかむためのモデルとして読んでほしい。実際に予約するときは、その時点の航空券とホテルの値段で計算し直そう。
なぜロサンゼルスなのか。日本からの直行便が多く、レイカーズとクリッパーズの2チームがあるからだ。クリッパーズには八村塁と河村勇輝もいる。1回の旅行で2試合観るなら、ここがいちばん効率がいい。
お金がかかるのは航空券とホテル
標準プランの内訳を見ると、いちばん大きいのは航空券(約18万円)、次がホテル(3泊で約11万円)だ。この2つで全体の7割を超える。一方、観戦の主役であるチケット代は2試合で約3.6万円と、全体の1割ほどにすぎない。
つまり、節約したいならチケットより先に航空券とホテルを見直すのが効く。航空券は、年末年始、春休み、ゴールデンウィークなどの繁忙期に大きく上がる。NBAのシーズン(10月下旬〜4月中旬)のうち、11月や2〜3月の平日出発は比較的安くなりやすい。
ホテルは、アリーナの近くにこだわらなければ安くできる。ロサンゼルスは車社会で、アリーナの近くは値段が上がりやすい。メトロの駅に近いホテルを選び、試合の帰りだけ配車アプリを使う、という組み合わせが現実的だ。
標準プランの内訳(万円)
チケット代の目安
チケットの値段は、チームと対戦相手で大きく変わる。転売サイトTicketIQの集計では、2025-26シーズンの平均価格はレイカーズが約436ドル(NBAで2番目に高い)、クリッパーズが130ドル前後、ナゲッツが約102ドルだった。同じLAでも、レイカーズとクリッパーズでは3倍以上の差がある。
標準プランでは、2試合とも上層から中層の席で、1試合あたり120ドル前後を想定した。レイカーズ戦は人気カードを避けて平日を選び、クリッパーズ戦は少し良い席にする、といった配分もできる。
チケットは、アリーナごとに専用アプリを使うことが多い。インテュイット・ドームはアプリがないと入場すらできない。詳しいルールはインテュイット・ドームとクリプト・ドットコム・アリーナのガイドにまとめている。
3つのプランの違い
日程の組み方
旅程を組むときに大事なのは、試合日程を先に決めてから、航空券を取ることだ。行きたい日に観たいチームのホーム戦があるとは限らない。特に2試合観たい場合は、レイカーズとクリッパーズのホーム戦が連続、または1日おきに並ぶ日を探そう。
日本を夜に出発すると、日付変更線を越えるので、同じ日の朝から昼ごろにロサンゼルスに着く。1日目は無理に予定を入れず、ホテルに荷物を置いて散歩する程度にすると、時差ぼけが軽くなる。NBAの試合は現地の夜7時台に始まり、終わるのは夜10時前後。試合の翌朝に早い便で帰るのは避けたい。
帰りはロサンゼルスを昼ごろに出ると、日本には翌日の夕方に着く。実質的に現地で使えるのは3日間なので、試合は2日目と3日目に入れるのがいちばん無理がない。
標準プランの旅程(3泊5日)
- 11日目
夜に羽田・成田を出発。同じ日の朝〜昼にロサンゼルス着。ホテルに荷物を置いて、時差ぼけ対策に日光を浴びて散歩。
- 22日目
昼はダウンタウン観光。夜にクリプト・ドットコム・アリーナでレイカーズ戦。
- 33日目
昼はサンタモニカなど海沿いへ。夜にインテュイット・ドームでクリッパーズ戦。
- 44日目
昼ごろロサンゼルスを出発。
- 55日目
夕方に日本着(日付変更線を越えるので1日進む)。
忘れがちな費用と準備
見落としがちなのが、ESTA(40ドル)、海外旅行保険、現地の通信だ。ESTAはアメリカ入国に必要な電子渡航認証で、承認まで最大72時間かかることがある。保険はクレジットカードに付いていることもあるので、補償内容を確かめておこう。
通信はとても大事だ。NBAのチケットはスマホに表示する電子チケットが基本で、通信できないと入場で困る。eSIMや海外用のWi-Fiルーターを用意しておきたい。アリーナの売店はほとんどがキャッシュレスなので、日本のクレジットカードも最低1枚は持っていく。
最後に、アメリカではレストランなどでチップ(料金の15〜20%程度)が必要になることが多い。食費は日本の感覚より高めに見積もっておくと安心だ。準備さえしておけば、NBAの現地観戦は決して夢の話ではない。まずは試合日程を開いて、行けそうな週を探すところから始めてみよう。デンバーやサンフランシスコへの旅程を考えるなら、ボール・アリーナとチェイス・センターのガイドも参考にしてほしい。