主な実績
- 2024-25に**平均32.7点で得点王**、MVP。2025年に優勝とファイナルMVP
- 近年は1試合に**8本以上**のフリースローを打ち、成功率は9割近い
- 批判の中心は「接触を自分から作りにいく」というプレーの見た目
- NBAは2021-22に、ファウルをもらうための**“不自然な動き”を取り締まる**ルール変更をした
- 本記事の結論は**「技術」**。ゴールに向かう回数と、守備に読まれないステップが笛の多さを生んでいる
数字で見るSGA
MVP(2024-25、2025-26)
2024-25の平均得点(得点王)
優勝とファイナルMVP
「ずるい」と言われる理由
SGAへの批判は、ほとんどが“見た目”の話だ。ドライブで相手に体を預け、接触した瞬間に腕を振り上げてシュートに行く。笛が鳴ってフリースローになる。テレビで見ていると、得点の多くがフリースローラインから生まれているように感じる。
近年のSGAは1試合に8本以上のフリースローを打ち、成功率は9割近い。フリースローだけで毎試合7〜8点ほど取っている計算になる。「プレーが止まって試合がつまらない」「守る側は触れないのか」という不満が出るのも、ある程度は理解できる。
さらに、昔のジェームズ・ハーデンと重ねて語られることも多い。ハーデンは2018-19に平均11本のフリースローを打った、“ファウルをもらう達人”の代表だ。その流れで、SGAも同じタイプだと見られている。
NBAはすでに“ずるい動き”を取り締まっている
ここで押さえておきたいのが、NBAが2021-22シーズンに判定の基準を変えたことだ。シュートとは関係なく相手に飛び込む、ボールを持った腕で相手の腕を引っかける、といった“ファウルをもらうための不自然な動き”は、ファウルを取らないことになった。いわゆるフロッピングにも、2023-24から試合中の罰則がある。
このルール変更で、ハーデンやトレイ・ヤングのフリースローは目に見えて減った。ところがSGAは、この変更のあとに評価を上げ、MVPまで取っている。つまり、SGAの笛の多くは、ルールが“ずるい”と決めた動きとは別のところから生まれているということだ。
SGAのフリースローを生んでいるのは、ゴールに向かう回数の多さと、止まる・方向を変える・もう一度加速する、というステップの読みにくさだ。守備側は体の正面に入れずに横や後ろから接触してしまい、それが正当なファウルになる。
「ずるい」派と「技術」派の言い分
フリースローは“効率の良い得点”
結論:フリースローの多さは“技術”
結論として、SGAのフリースローは“ずるい”のではなく、技術だ。批判されるのは見た目であって、ルールの外にある動きではない。NBAが不自然な動きを取り締まったあとに、むしろ評価を上げたことがその証拠になる。
決め手は2025年のプレーオフだ。「笛がもらえない大舞台では止まる」という批判はよく聞くが、SGAはサンダーを優勝に導き、ファイナルMVPを取った。判定が厳しくなるプレーオフで結果を出した選手を、「笛のおかげ」だけで片付けることはできない。
それでも「見ていて楽しいか」は別の問題として残る。接触のたびに試合が止まるプレーを好まない人がいるのは自然なことだ。ただ、評価の物差しが“チームを勝たせたか”なら、フリースローは立派な武器だと言える。SGAの契約と年俸はSGAの年俸ページで、試合ごとのフリースローの数は試合日程の各試合のボックススコアで確認できる。