メタ・ワールド・ピース(本名:ロン・アーテスト)
もっとも有名な例が、メタ・ワールド・ピースだ。彼は元々ロナルド・アーテストという名前で、激しいプレースタイルとコート上のトラブルで知られていた。
その彼が2011年、法的に名前を“メタ・ワールド・ピース(世界平和)”へ変更した。荒々しいイメージとは正反対の名前で、本人は平和への願いを込めたと語っている。ユニフォームの背中に“World Peace”と入る光景は、NBA史でも屈指のインパクトだった。
ワールド・B・フリー(本名:ロイド・フリー)
改名選手の先駆けが、1970〜80年代に活躍したワールド・B・フリーだ。彼の本名はロイド・バーナード・フリー。派手な得点力とダンクで“オール・ワールド”と呼ばれていたことから、ミドルネームを“World”にして正式に改名した。
名前そのものが自己プロデュースになっている、かなり早い時代の例だ。コート上のキャラクターを、名前にまで持ち込んだ選手だった。
ネネ(本名:マイビナー・ロドニー・イラリオ)
ブラジル出身のセンター、ネネも本名でプレーしていたわけではない。本名はマイビナー・ロドニー・イラリオで、“ネネ”は幼い頃からの愛称だ。
彼はこの愛称を登録名として使い続けた。試合のスタッツや背番号表記もすべて“ネネ”。ファミリーネームではなく、親しみのある呼び名のままトップリーグで長くプレーした、珍しいタイプの選手だ。
