DPOY(最優秀守備選手賞)は、そのシーズン最も優れたディフェンスを見せた選手に贈られる。1982-83シーズンに創設された比較的新しい賞で、受賞回数のランキングはディフェンスを極めた選手たちの序列を映している。
歴代最多はディケンベ・ムトンボ、ベン・ウォレス、ルディ・ゴベアの4回。3人が同じ頂点に並んでいる。
DPOY受賞回数 TOP10
回ディケンベ・ムトンボ
ベン・ウォーレス
ルディ・ゴベア
ドワイト・ハワード
シドニー・モンクリーフ
マーク・イートン
デニス・ロッドマン
ハキーム・オラジュワン
アロンゾ・モーニング
カワイ・レナード
頂点に並ぶ3人の守護神
ディケンベ・ムトンボは、ブロック後に指を振る仕草で知られたゴール下の番人。ベン・ウォレスはドラフト外から這い上がり、208cm未満の体格ながらリバウンドとブロックでデトロイト・ピストンズの守備を支え、2004年の優勝に貢献した。
現役のルディ・ゴベアは、リムプロテクトを軸とした現代的な守備の象徴だ。攻撃面は限定的でも、ゴール下の抑止力だけで4度のDPOYに値する評価を得ている。タイプの異なる3人が同じ4回で並んでいることは、『守備の価値』に複数の形があることを示している。
ポジションを超えた守備の名手
ランキングにはドワイト・ハワード(3連覇)、ハキーム・オラジュワン、カワイ・レナード、アロンゾ・モーニングといった名手も並ぶ。ハキームとカワイは得点でもチームを牽引しながら、守備でもリーグ最高の評価を受けた稀有な存在だ。
ガードの受賞は少なく、ポイントガードでは1996年のゲイリー・ペイトン(『The Glove』)、近年では2022年のマーカス・スマートくらいだ。2026年には新世代のビクター・ウェンバンヤマが初受賞し、ゴール下の守護神の系譜はこれからも続いていく。

