この記事のポイント
- サイズは**夕方に、バスケ用の靴下で**合わせる。つま先に**0.5〜1cm**の余りが目安
- 海外ブランドは細身のものが多い。**幅が広い足なら「ワイド」のモデル**を探す
- カットの高さは好みとプレースタイルで。**ハイカットだけで捻挫が防げるわけではない**
- 外のコートで使うなら、**屋外向けの減りにくいソール**を選ぶ
- クッションは“柔らかさ”と“反発”のどちらを重視するかで選ぶ
バッシュ選びの目安
つま先の余り。親指で押して確かめる
試し履きの時間。足は1日のうちにむくむ
カットの高さ(ロー・ミッド・ハイ)
コート(屋内用と屋外用)でソールを選ぶ
いちばん大事なのはサイズと幅
バッシュ選びでいちばん大事なのは、デザインでも機能でもなく足に合っているかだ。バスケットボールは止まる、切り返す、跳ぶの繰り返し。靴の中で足が滑ると、力が伝わらないうえに、まめや爪のけが、捻挫の原因にもなる。
サイズは夕方以降に、ふだん使うバスケ用の靴下を履いて合わせよう。足は1日の中でむくみ、夕方がいちばん大きくなる。ひもはいちばん上の穴まで通して締め、つま先に0.5〜1cmほどの余りがあり、かかとが浮かないものを選ぶ。
もう一つ見落としがちなのが幅だ。海外ブランドのバッシュは細身の作りが多いと言われ、足の幅が広い人は小指が当たりやすい。サイズを上げて幅を合わせると、今度はつま先が余ってしまう。「ワイド」と書かれたモデルがあれば、そちらを試してみよう。
カットの高さは好みで選んでいい
バッシュには、足首まで覆うハイカット、くるぶしを軽く包むミッドカット、足首が出るローカットがある。昔は「バスケならハイカット」と言われたが、今のNBAではローカットを履く選手が多い。
よく誤解されるのが、ハイカットなら捻挫しないという考え方だ。足首を包む安心感はあるが、ハイカットだけで捻挫が防げるわけではない。足首が心配なら、靴の高さより、足にしっかり合ったサイズと、必要に応じたサポーターやテーピングのほうが大事になる。
迷ったらミッドカットから試すといい。スピードを生かすガードはローカット、ゴール下で体をぶつけ合う選手や、足首を包まれている感覚が好きな人はハイカット、というように、プレースタイルと好みで選べばいい。
カットの高さの違い
クッションは“柔らかさ”と“反発”
バッシュの底(ミッドソール)に入るクッションには、大きく分けて柔らかく衝撃を吸収するタイプと、硬めで反発を生かすタイプがある。前者は着地が多い大柄な選手や、膝や腰への負担が気になる人に向く。後者は地面の感覚がつかみやすく、素早い切り返しを多用するガードに好まれる。
ブランドはそれぞれ独自のクッション素材を持っていて、名前を覚えるのは大変だ。お店ではその場で軽く跳んだり、横に動いたりして、自分が心地よいと感じるほうを選ぶのがいちばん確実だ。
注意したいのは、クッションが柔らかすぎると、横の動きで足がぶれやすくなることだ。柔らかさだけでなく、止まったときに足がぐらつかないかも確かめよう。
お店での試し履きの手順
- 11. 時間
夕方以降に行く。足は1日の中でむくみ、夕方がいちばん大きくなる。
- 22. 靴下
ふだん使うバスケ用の厚手の靴下を持っていく。
- 33. ひも
いちばん上の穴までひもを通して締める。ゆるいままだと正しく合わない。
- 44. 確認
つま先に0.5〜1cmの余り、かかとが浮かないか、小指が当たらないか。
- 55. 動く
その場で止まる・横に動く・跳ぶ。足が靴の中で滑らないかを見る。
屋内か屋外かで、ソールを選ぶ
意外と大事なのが、どこで履くかだ。体育館の床用に作られたバッシュのソールは、柔らかいゴムで床をつかむ。これを外のアスファルトのコートで履くと、あっという間にすり減ってしまう。
外のコートで使うなら、屋外向けの減りにくいゴムを使ったモデルを選ぼう。ナイキの「XDR」のように、屋外向けであることをはっきり書いているモデルもある。屋内と屋外の両方でプレーするなら、1足ずつ分けて使うと、それぞれが長持ちする。
屋内用のバッシュでも、ほこりの多い床では滑りやすくなる。プレーの合間にソールを手でぬぐうのは、NBA選手もやっている基本の手入れだ。
好きな選手のモデルを選ぶときは
NBA選手のシグネチャーモデルは、その選手の体格とプレーに合わせて作られている。好きな選手のモデルを履くのはモチベーションになるが、自分の足に合うかどうかは別だと考えよう。同じ選手のシリーズでも、年ごとに作りが変わることがある。
今のNBAでどの選手がどのブランドのシューズを履いているかは、NBAシグネチャーシューズの勢力図にまとめた。ヨキッチやゴードンの中国ブランド、SGAのコンバースなど、選択肢は昔よりずっと広がっている。
最後に、買い替えの目安も覚えておこう。ソールの溝が浅くなって滑るようになったとき、クッションがへたって着地が硬く感じるようになったときが替えどきだ。練習の頻度にもよるが、週に何度もプレーするなら、数か月で性能は落ちてくる。けがを防ぐためにも、滑るバッシュを無理に履き続けないことが大切だ。