シーズン平均リバウンド(RPG)の歴代記録は、一年を通じてゴール下をどれほど支配したかを示す。そして通算リバウンド同様、この部門も1960年代の二大巨頭がほぼ独占している。
1位は、ウィルト・チェンバレンが1960-61シーズンに記録した平均27.2リバウンドだ。1試合で27本というのは、現代の感覚では信じがたい数字である。
シーズン平均リバウンド 歴代記録 TOP10
rpgウィルト・チェンバレン
ビル・ラッセル
ネイト・サーモンド
ジェリー・ルーカス
ボブ・ペティット
エルジン・ベイラー
ウォルト・ベラミー
デニス・ロッドマン
ウェス・アンセルド
モーリス・ストークス
ウィルトとラッセルが占める上位
シーズン順に並べると、TOP10はウィルト・チェンバレンとビル・ラッセルの2人だけで埋まってしまう。そこでこのランキングは1人につき最高のシーズン1つで比べている。当時はシュート成功率が低く試投数も多かったため、リバウンドの発生機会が現代より格段に多かった。その環境を最大限に活かし、二人は毎シーズン20本台のリバウンドを記録し続けた。
とはいえ、同じ環境にいた他の選手と比べても二人の数字は突出している。ゴール下のポジショニング、跳躍力、そしてボールへの執念——リバウンドに必要なすべてを最高水準で備えていたからこそ、この異次元の記録が生まれた。
近代最高のリバウンダー、ロッドマン
1960年代の選手が並ぶ中で目を引くのが、8位に入るデニス・ロッドマンの1991-92シーズン(平均18.7リバウンド)だ。これは1970年代以降で最高のシーズン平均リバウンドであり、ペースが落ち着いた時代にこの数字を残したことは驚異的だ。
ロッドマンは身長が際立って高いわけではなかったが、ボールの跳ね返りを予測する天才的な読みと、リバウンドへの異常な執念でこの記録を打ち立てた。得点をほとんど挙げなくてもリーグを代表する選手になれることを証明した彼の存在は、リバウンドという仕事の価値を象徴している。
