パワーフォワード(PF)は、リバウンドやインサイドでの得点・守備を主戦場とするポジション。フィジカルの強さが基本だが、時代とともに求められる技術は大きく広がってきた。
歴代最高のPFとして本ランキングが1位に挙げるのは、ティム・ダンカンだ。派手さはないが、すべてを高水準でこなす『The Big Fundamental(基本の鬼)』として、サンアントニオ・スパーズの黄金期を20年近く支えた。
パワーフォワード 歴代 TOP10(評価スコア付き)
RATINGティム・ダンカン
カール・マローン
ダーク・ノビツキー
ヤニス・アデトクンボ
ケビン・ガーネット
チャールズ・バークレー
ボブ・ペティット
アンソニー・デイビス
エルビン・ヘイズ
ケビン・マクヘイル
静かなる王者ティム・ダンカン
ティム・ダンカンは、優勝5回・ファイナルMVP3回・シーズンMVP2回という実績を、徹底した基本プレーの積み重ねで成し遂げた。バンクショットと堅実なディフェンスを武器に、3つの異なる時代でスパーズを優勝に導いた安定感は、PFというポジションの理想形とされる。オールディフェンシブ1stチーム8回という数字が、その守備力の高さを物語る。
4位には現役のヤニス・アデトクンボが入る。規格外の身体能力でコートを支配し、優勝1回・ファイナルMVP1回・シーズンMVP2連覇を達成。ダンカンが『技術と頭脳の王者』なら、ヤニスは『身体能力の権化』であり、PFという枠の中で異なる強さを示している。
得点機械、革命児、そしてリバウンドの鬼
2位のカール・マローンは歴代総得点3位という驚異的なスコアラーで、19年にわたり安定して得点を量産し続けた。3位のダーク・ノビツキーは、ビッグマンながら外角シュートを主武器とした欧州出身の革命児で、PFのプレースタイルを現代的に拡張した先駆者だ。
8位のアンソニー・デイビスはブロック王3回の守備とインサイドの得点で2020年の優勝に貢献し、10位のケビン・マクヘイルはローポストの多彩な技でセルティックスの3度の優勝を支えた。TOP10からは外れたが、得点ではなくリバウンドと守備に特化し、リバウンド王7連覇という前人未到の記録を打ち立てたデニス・ロッドマンも、『一つの仕事を究めることの価値』を体現する存在として語り継がれている。

