センター(C)は、ゴール付近での得点・リバウンド・ブロックを担う最も背の高いポジション。かつてはチームの絶対的な軸であり、NBAの歴史はセンターの歴史とも言われた。
歴代最高のセンターとして本ランキングが1位に挙げるのは、カリーム・アブドゥル=ジャバーだ。誰にも止められない『スカイフック』を武器に、シーズンMVP6回(歴代最多)・優勝6回を達成した不世出の大選手である。
センター 歴代 TOP10(評価スコア付き)
RATINGカリーム・アブドゥル=ジャバー
ビル・ラッセル
ウィルト・チェンバレン
シャキール・オニール
ハキーム・オラジュワン
ニコラ・ヨキッチ
モーゼス・マローン
デイビッド・ロビンソン
パトリック・ユーイング
ドワイト・ハワード
頂点を争う三人の巨人
カリーム・アブドゥル=ジャバーのスカイフックは、NBA史上最も止めづらいシュートと称される。長年にわたり歴代総得点1位の座を守り、MVP6回という記録は今も破られていない。安定性と長寿性において、彼を超えるセンターは現れていない。
2位のビル・ラッセルと3位のウィルト・チェンバレンは、1960年代に頂点を争った永遠のライバルだ。ウィルトは1試合100得点・シーズン平均50.4得点という人間離れした個人記録を持ち、ラッセルは優勝11回という勝利の記録で対抗した。『記録のウィルト、勝利のラッセル』という対比は、NBA史上最も語られる名勝負の一つである。
ドミナンスの象徴と、センター像の革新
4位のシャキール・オニールは、全盛期に『誰も止められない』と言わしめたフィジカルで優勝4回・ファイナルMVP3回を達成した。5位のハキーム・オラジュワンは華麗なフットワーク『Dream Shake』と歴代1位のブロック数で、攻守両面の理想的なセンター像を示した。
そして6位には現役のニコラ・ヨキッチが入る。彼はゴール下の力ではなく、卓越したパスとバスケットボールIQでMVP3回・優勝1回を成し遂げた『万能型センターの完成形』だ。伝統的なセンター像を覆すその存在は、ポジションの概念が今なお進化し続けていることを示している。
