シーズン平均アシスト(APG)の歴代最高記録は、一人の司令塔がチームのオフェンスをどれほど一手に握っていたかを示す。通算記録とは別に、『単年での支配』という観点で名手たちを評価する指標だ。
この部門の頂点に立つのも、やはりジョン・ストックトンである。1989-90シーズンに記録した平均14.5アシストは、いまだ破られていない金字塔だ。
シーズン平均アシスト 歴代記録 TOP10
apgジョン・ストックトン
アイザイア・トーマス
ケビン・ポーター
マジック・ジョンソン
ケビン・ジョンソン
ラッセル・ウェストブルック
ラジョン・ロンド
スティーブ・ナッシュ
トレイ・ヤング
クリス・ポール
ストックトンの独壇場
1試合平均14.5アシストとは、ほぼ毎試合で2桁の後半までパスを通し続けたということだ。ジョン・ストックトンは1980年代後半から90年代前半にかけて、このレベルのアシストを当たり前のように記録した。シーズン順に並べるとTOP10の半分を彼が占めてしまうため、このランキングは1人につき最高のシーズン1つで比べている。
彼を支えたのは、最高の得点源カール・マローンの存在と、ピック&ロールという反復可能な得点パターンだった。安定して同じプレーから得点を生み出せたことが、これほど高い平均アシストを可能にしたのである。
ストックトンに挑んだ名司令塔
2位以下にはアイザイア・トーマス、ケビン・ポーター、マジック・ジョンソン、ケビン・ジョンソンと、1980年代前後の司令塔が並ぶ。彼らもまた一年を通じてチームのオフェンスを牽引した名手であり、それぞれの全盛期の数字がここに刻まれている。
現代からは、平均トリプルダブルを達成した2020-21シーズンのラッセル・ウェストブルック、ラジョン・ロンド、スティーブ・ナッシュ、現役のトレイ・ヤング(2024-25)、クリス・ポールが11.6〜11.7の僅差で並ぶ。

