通算リバウンドランキングの上位は、ウィルト・チェンバレンとビル・ラッセルという1960年代の二大巨頭が、桁違いの数字で占めている。彼らの記録は、現代の選手では到底届かない領域にある。
なぜ古い時代の選手がこれほど突出しているのか。そこには当時のバスケットボールと現代との根本的な違いがある。
歴代通算総リバウンド TOP10
rebウィルト・チェンバレン
ビル・ラッセル
カリーム・アブドゥル=ジャバー
エルビン・ヘイズ
モーゼス・マローン
ティム・ダンカン
カール・マローン
ロバート・パリッシュ
ケビン・ガーネット
ドワイト・ハワード
なぜ昔の選手の数字が桁違いなのか
1960年代のNBAは、現代よりもシュート成功率が低く、一試合あたりのシュート試投数も多かった。シュートが外れる回数が多ければ、それだけリバウンドの機会も増える。チェンバレンやラッセルは、その環境で毎試合20本以上のリバウンドを当たり前のように記録していた。
つまり彼らの数字は、本人たちの能力の高さに加えて「リバウンドが大量に発生する時代」という追い風も受けている。現代はシュート効率が上がり、ペースも当時とは異なるため、同じ土俵で単純比較するのは難しい。それでも2万本超という総数の凄まじさは、時代を超えて伝わってくる。
現代のビッグマンはどこまで迫れるか
ランキングにはカリーム・アブドゥル=ジャバー、モーゼス・マローン、ロバート・パリッシュら、各時代を支えた名センターが並ぶ。2000年代以降の選手では、ティム・ダンカン(6位)、ケビン・ガーネット(9位)、ドワイト・ハワード(10位)がTOP10に入っている。
現役ではアンドレ・ドラモンドやルディ・ゴベアといった屈指のリバウンダーがいるが、上位陣の総数に迫るのは容易ではない。ビッグマンに求められる役割が「リバウンドとブロック」から「3ポイントやパス」へと多様化したことも、純粋なリバウンド数を伸ばしにくくしている。

