パウ・ガソル、レイカーズ電撃加入

2008年2月、レイカーズはグリズリーズからパウ・ガソルを獲得した。安いパッケージでコービーの新たな相棒を手に入れたことで、チームは一気に優勝候補へ変わった。

パウ・ガソル、レイカーズ電撃加入

一瞬で西の勢力図が変わった

2008年2月、レイカーズはグリズリーズからパウ・ガソルを獲得した。パッケージはクワミ・ブラウン、ジャバリス・クリッテントン、アーロン・マッキー、マルク・ガソルの交渉権、将来の1巡目指名権など。発表当時から、レイカーズがあまりに安くコービーの新たな相棒を手に入れたように見えた。

当時のコービーは、個人としては圧倒的でもチームの優勝ルートが見えにくい状況だった。そこにパウが入ったことで、ポスト、ハイロー、ミドルレンジ、パス、リバウンドが一気に安定した。

パウは“第二エース”以上の意味を持った

パウは単に得点できるビッグマンではなかった。トライアングルの中で判断でき、コービーにスペースと休息を与え、バイナムやオドムとのフロントコートにも柔軟に対応した。

2008年はセルティックスに敗れたが、レイカーズはすぐに完成度を上げた。2009年、2010年の連覇は、コービーの執念だけでなく、パウの安定感があったからこそ成立した。

安すぎるパッケージと、弟マルクの存在

このトレードで批判されたのは、基本的にレイカーズではない。むしろ『なぜグリズリーズはこの程度のパッケージでパウを出したのか』という見方が強かった。コービーの隣に置くには理想的なビッグマンを、レイカーズがかなり安く獲得したように映ったからだ。

ただし興味深いのは、パッケージに弟のマルク・ガソルの交渉権が含まれていたことだ。当時のマルクはまだNBAで実績がなかったが、後にグリズリーズの中心選手となり、DPOY級のビッグマンへ成長した。

それでも短期的に見れば、パウ加入はレイカーズを即優勝候補に戻した決定的な一手だった。コービー後半のレガシーを語るうえで、このトレードは絶対に外せない。

この記事はNBA.Navi編集部が作成・更新しています。