NBAプレーイン・トーナメントとは?仕組みと出場条件を徹底解説
プレーイン・トーナメントは、レギュラーシーズン7位から10位のチームがプレーオフ最後の2枠を争う短期決戦だ。導入の経緯から対戦形式、勝ち上がりの条件まで、初めての人にも分かるように解説する。
プレーイン・トーナメントとは何か
プレーイン・トーナメントは、レギュラーシーズン終了後、プレーオフ開幕前に行われる短期決戦だ。イースタン・ウエスタン各カンファレンスの7位から10位、合計8チームが出場し、プレーオフの第7シードと第8シードの座を争う。
昔のNBAは単純に上位8チームがそのままプレーオフに進んでいた。今は6位までが自動的にプレーオフ進出となり、7位から10位はこのプレーインを勝ち抜かないとプレーオフに進めない。シーズン終盤の順位争いが面白くなった大きな理由のひとつだ。
対戦形式: 2枠を4チームで争う
形式はシンプルだ。まず7位と8位が対戦し、勝ったチームはその時点で第7シードを獲得してプレーオフ進出が決まる。負けたチームにはもう1試合チャンスが残る。
同時に9位と10位も対戦する。こちらは負けたら即シーズン終了。勝ったチームは、7位vs8位の敗者と最後の1枠、つまり第8シードを懸けて戦う。すべて一発勝負なので、シリーズ制のプレーオフとは違うヒリヒリ感がある。
なぜ導入されたのか
きっかけは2020年、コロナ禍のディズニー・バブルで行われた試験的なプレーインだった。シーズン終盤に消化試合を減らし、より多くのチームに目標を持たせる狙いがうまくはまり、翌2020-21シーズンから正式に導入された。
リーグ側の狙いは大きく2つ。ひとつはタンキング(わざと負けてドラフト上位を狙う戦略)の抑制。もうひとつはシーズン終盤のテレビコンテンツとしての価値向上だ。実際、9位や10位のチームにも最後まで戦う理由が生まれ、4月の試合の質は目に見えて上がった。
一発勝負が生むドラマ
プレーインの魅力は、なんといっても一発勝負の緊張感だ。82試合かけて積み上げた順位が、たった1〜2試合で天国と地獄に分かれる。スター選手でも明らかに表情が違う。
過去にはLeBron James擁するLos Angeles LakersやStephen CurryのGolden State Warriorsといったビッグネームがプレーインに回り、大きな話題になった。強豪が10位のチームに足元をすくわれる波乱も毎年のように起きている。
プレーインを巡る賛否
導入当初は批判もあった。82試合戦って7位に入ったのに、一発勝負で8位以下に負ければプレーオフに出られない。これを不公平だと感じる選手や関係者は少なくなかった。
ただ、見る側からの評判は上々で、今ではすっかりシーズンの風物詩として定着した。6位と7位の差、つまり『プレーオフ直行か、プレーイン行きか』のラインが、シーズン終盤最大の争点になっている。
まとめ: 観戦前にこれだけ押さえよう
プレーイン・トーナメントは、7位〜10位の4チームがプレーオフ最後の2枠を争う一発勝負の短期決戦だ。7位vs8位の勝者が第7シード、9位vs10位の勝者と7-8敗者が戦って第8シードが決まる。
毎年4月中旬、プレーオフ開幕の直前に行われる。NBA.Naviの順位表でプレーイン圏(7位〜10位)を意識しながらシーズン終盤を追いかけると、観戦が何倍も面白くなるはずだ。
この記事はNBA.Navi編集部が作成・更新しています。