NBAの仕組みルール解説 / シーズン構造

NBAプレーイン・トーナメントとは?仕組みと出場条件を徹底解説

ー 7位〜10位に与えられた「最後のチャンス」の仕組み ー

プレーイン・トーナメントは、レギュラーシーズン7位から10位のチームがプレーオフ最後の2枠を争う短期決戦だ。導入の経緯から対戦形式、勝ち上がりの条件まで、初めての人にも分かるように解説する。

hsのアイコン書いた人: hs(NBA.Navi 運営者・ナゲッツファン・推しはアーロン・ゴードン)

この記事のポイント

  • レギュラーシーズン各カンファレンス7位〜10位の4チームが出場
  • プレーオフ第7シードと第8シードの2枠を争う
  • 7位vs8位の勝者はその場で第7シードを獲得
  • 9位vs10位の敗者はその時点でシーズン終了
  • 2020年のバブル開催を経て2020-21シーズンから本格導入

数字で見るプレーイン

7〜10位

出場する順位(各カンファレンス)

2枠

争うプレーオフの席(第7・第8シード)

6位

ここまではプレーオフに直行

プレーイン・トーナメントとは何か

プレーイン・トーナメントは、レギュラーシーズン終了後、プレーオフ開幕前に行われる短期決戦だ。イースタン・ウエスタン各カンファレンスの7位から10位、合計8チームが出場し、プレーオフの第7シードと第8シードの座を争う。

昔のNBAは単純に上位8チームがそのままプレーオフに進んでいた。今は6位までが自動的にプレーオフ進出となり、7位から10位はこのプレーインを勝ち抜かないとプレーオフに進めない。シーズン終盤の順位争いが面白くなった大きな理由のひとつだ。

対戦形式: 2枠を4チームで争う

形式はシンプルだ。まず7位と8位が対戦し、勝ったチームはその時点で第7シードを獲得してプレーオフ進出が決まる。負けたチームにはもう1試合チャンスが残る。

同時に9位と10位も対戦する。こちらは負けたら即シーズン終了。勝ったチームは、7位vs8位の敗者と最後の1枠、つまり第8シードを懸けて戦う。すべて一発勝負なので、シリーズ制のプレーオフとは違うヒリヒリ感がある。

プレーインの流れ

すべて一発勝負
  1. 17位 vs 8位

    勝者は第7シードでプレーオフ進出。敗者はもう1試合チャンスがある。

  2. 29位 vs 10位

    敗者はその時点でシーズン終了。勝者が最終戦へ進む。

  3. 3最終戦

    7位vs8位の敗者と9位vs10位の勝者が対戦。勝者が第8シードになる。

なぜ導入されたのか

きっかけは2020年、コロナ禍のディズニー・バブルで行われた試験的なプレーインだった。シーズン終盤に消化試合を減らし、より多くのチームに目標を持たせる狙いがうまくはまり、翌2020-21シーズンから正式に導入された。

リーグ側の狙いは大きく2つ。ひとつはタンキング(わざと負けてドラフト上位を狙う戦略)の抑制。もうひとつはシーズン終盤のテレビコンテンツとしての価値向上だ。実際、9位や10位のチームにも最後まで戦う理由が生まれ、4月の試合の質は目に見えて上がった。

一発勝負が生むドラマ

プレーインの魅力は、なんといっても一発勝負の緊張感だ。82試合かけて積み上げた順位が、たった1〜2試合で天国と地獄に分かれる。スター選手でも明らかに表情が違う。

過去にはレブロン・ジェームズのいたレイカーズや、ステフィン・カリーのウォリアーズといったビッグネームがプレーインに回り、大きな話題になった。強豪が10位のチームに足元をすくわれる波乱も毎年のように起きている。

プレーインを巡る賛否

導入当初は批判もあった。82試合戦って7位に入ったのに、一発勝負で8位以下に負ければプレーオフに出られない。これを不公平だと感じる選手や関係者は少なくなかった。

ただ、見る側からの評判は上々で、今ではすっかりシーズンの風物詩として定着した。6位と7位の差、つまり『プレーオフ直行か、プレーイン行きか』のラインが、シーズン終盤最大の争点になっている。

まとめ: 観戦前にこれだけ押さえよう

プレーイン・トーナメントは、7位〜10位の4チームがプレーオフ最後の2枠を争う一発勝負の短期決戦だ。7位vs8位の勝者が第7シード、9位vs10位の勝者と7-8敗者が戦って第8シードが決まる。

毎年4月中旬、プレーオフ開幕の直前に行われる。NBA.Naviの順位表でプレーイン圏(7位〜10位)を意識しながらシーズン終盤を追いかけると、観戦が何倍も面白くなるはずだ。

プレーインから勝ち上がったチーム

プレーインに回ったチームが、そのままプレーオフで勝ち進んだ例もある。2023年のヒートは、プレーインの7位対8位でホークスに敗れながら、最終戦でブルズに勝って第8シードをつかんだ。そこから第1シードのバックスを1回戦で破り、NBAファイナルまで勝ち進んだ。

同じ2023年、西ではレイカーズがプレーインを勝ち抜いて第7シードに入り、カンファレンス・ファイナルまで進んでいる。プレーイン行きは「シーズン失敗」ではなく、短期決戦に強いチームにとっては十分にチャンスがある入口だということだ。

負けてもドラフトにつながる

プレーインで敗れてプレーオフに進めなかったチームは、ドラフト・ロッタリー(抽選)に参加できる。つまり、プレーインに出たチームでも、敗退すれば翌年のドラフト上位指名のチャンスが残る。

逆に、プレーインを勝ち抜いてプレーオフに進んだチームはロッタリーから外れる。プレーオフに出るか、上位指名のチャンスを残すか。どちらに転んでも次のシーズンにつながる道がある、という点もプレーインの仕組みの特徴だ。

この記事を書いた人

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hsNBA.Navi 運営者

デンバー・ナゲッツを応援するNBAファン。いちばん好きな選手はアーロン・ゴードンで、NBAを見始めたきっかけはYouTubeで見た2016年のダンクコンテスト。NBA.Naviは一人で運営しています。記事の下書きにはAIを使い、運営者が目を通して自分の見方を加えてから公開しています。

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